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平成18年度 近畿大学産業理工学部、大学院産業技術研究科入学式
今年の入学式は、天候に恵まれず、雨のち曇り。気温も低く寒い一日でした。 私が近畿大学で国歌を独唱し始めたのは、平成9年度の入学式からなので、 今年で10年目になります。毎年、入学式と卒業式で歌っていますから、 国歌独唱は、もう19回目になるのですが、何度歌っても国歌は難しい歌だと実感し ます。 歌詞は、好きな人と細石にコケが生えるまで、永久に添い遂げたいという内容の恋愛 ものです。 旋律は大変シンプルで、高度な技術を要します。 無伴奏で独唱すると裸にされるに等しいので、上手い下手がすぐに判ってしまいま す。 国旗といい国歌といい、日本の象徴は何てシンプルなんでしょう。 さて、近畿大学が入学式と卒業式で斉唱していた国歌を、どうして独唱にしたのか? 当時、学部長先生が毎年卒業式でどんなに素晴らしい挨拶をしても、別れを惜しむ卒 業生達は、 学部長挨拶には耳を貸さずに私語を楽しんでいたのだそうです。 そこで、どうしたら、卒業生達に学部長の挨拶を聞いてもらえるかと考えた当時の学 部長先生が、 式の最初に歌われる「国歌」を独唱にすれば、きっと、 いつもざわついている式場が静まるのではないかと試みられたのが始まりなんです。 学部長先生の狙いは大成功! 広い体育館に響き渡る生の歌声に学生達は驚き、式場は静まり返り、 その余韻は暫く続くので、学部長挨拶も静けさの中で行なえるようになったのだそう です。 でも、卒業生に学部長挨拶の内容を後で聞いても、ほとんど記憶はなく、 国歌独唱の印象だけが強く残っているとか…。 ▲
by musicvocal
| 2006-04-27 09:12
| コンサート
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